はじめまして。
古民家シェアスペースakari no arikaと
根っこのある暮らし研究所を運営している
佐々木しづかです。
ここはもともと、私と幼かった長女が
2人で暮らし始めた古民家でした。
ここに住み始めた頃の私は
娘のパパとお別れをしたばかりで、
なんとかしなきゃと力んでは、
1人でがんばることでしか
前に進めなかった私、でした。
おっきなチャレンジ(飲食店の開業)と
おっきな挫折(廃業)を経験し、
嵐みたいな時間が過ぎた今、
やっとやっと、気がついたことがあります。
それは、いろんなことの壁や敵を創り出していたのは
自分自身だったんだってこと。
何かを成し遂げなくちゃいけないと思っていたし、
完璧じゃなきゃダメで、欠けている自分は不完全だと思っていて、
そんな自分を誰にも知られたくないと思っていました。
そうやって、自分だけの小さな正しさの中で
ぎゅっと力んで生きていたのです。
でも、本当は、
人は不完全なままで完全で
自分という存在が欠けていたことなんて
生まれてから今まで、一度だってないのですよね。
古民家で暮らす日々は、
そんな当たり前なことに、ゆっくりゆっくり気がついて、
転んで転んで、まぁるくなった数年間、でした。
古民家って、許せないものがたくさんあると
とっても住みづらいのです。
人も、許せないことがたくさんあると
とっても生きづらいと思うのです。
できない自分や足りないものを許してみたら、
愛しいものが増えていき、できることが増えました。
大きく転んだ失敗は、私の大切な宝物になり
別れた娘のパパとも、新しい信頼関係を築けるようになりました。
今を一緒に生きる大切なパートナーや新しい命、
私のまんまを抱きしめてくれる仲間たちとの出会いも訪れました。
カチッと固まった綺麗な形や完全じゃない いろんなことを
家にも人にも、自分にも許してみたら、
ふわっとゆるい不完全な余白にゆとりが生まれ、
ほころびだって愛しいものに変わっていったのです。
古民家での日常は、
夏は自然に暑くて冬は自然に寒く、
まるで家と一緒に深呼吸をしているような毎日です。
春には春の香りを感じて、
夏には夏の眩しさを浴び、
秋には秋の実りを集めて、
冬には冬の美しさを見ることができる。
春が幸せで冬が苦しいわけじゃないんだよって、
誰かが素晴らしくって
誰かが劣っているわけじゃないんだよって、
そのままの自分で生きることを
ここでの暮らしが教えてくれました。
この古民家が、
これからは私と娘だけじゃなく、誰かにとって、
自分のままで生きる最初の一歩になったらいいな。
誰かの“いつか”を叶える場所になったらいいな。
そんな想いと願いを込めて、
みんなの夢を叶える場所へと
解放したいと思っています。
いつからだって、誰だって
もっと自分を生きていいと思うのです。
世の中の当たり前という枠を超えて、
自分が生きたいと思うように生きること。
誰かの非難や批判の前で、自分の気持ちをごまかしたりしないで
自分のことを真っ直ぐ幸せにする勇気を持つこと。
そんな生き方を私自身が発信し続けながら、
“あなた”に逢えるのを、この場所で待っています。
あなたがあなたでありますように。
あなたがあなただけの
あかりのありかを、見つけられますように。
佐々木しづか プロフィール
33歳の時、1歳半の娘を抱え離婚。どうにかしなくちゃという焦燥感から飲食店をオープン。
働くママに向けたお弁当販売で1日100個の注文を受けるようになるが、自分の内側に繋がらないままのスタートだったため、苦しくなり1年で廃業をする。
自分の本当じゃないこと、無理やり作り出したもの、取り繕ったものではなく、自分の本当のところ、自然に生まれるもの、そのままの今ここからを大切にして再スタートを切る。
現在は、取手市創業支援事業の現場責任者を務めつつ、自分たちで古民家をリノベーションして、シェアスペースakari no arikaと根っこのある暮らし研究所を運営。
3人目の出産を機に、パートナーと子どもたちと2拠点居住を始め、各地で自己表現の場づくりをしている。
『小さなお店の始め方』の講座や、自分とのパートナーシップを育む個人セッションもしています。
お問い合わせはこちら
もしくはinfo@akarinoarika.comまで