それはほんとは、とっても愛しいことだった

古民家のリノベーションが進む中。あの頃の私は、
こんなにも大きなものを抱えこまなくちゃ埋まらないほど
自分の中に大きな穴が空いていると思っていたんだなぁと

夜な夜な古民家の大掃除しながら、その大きさを感じています。

離婚と同時に飲食店の開業と古民家の購入をして。
自分に空いていると思っていた穴を
必死に埋めようとしていたあの頃の私は、
さぞかし苦しかっただろうなと思う。
抱えたものの大きさに怖くなって、2歳の娘の寝顔の横で

ひとり、大量の汗をかいて目覚めていたことを思い出します。

そこから5年。この古民家で暮らした日々は

ほんとうにたくさんの気づきと学びを私にくれて。

自分の中に空いた穴は、誰かや何かで満たすのではなくて
自分の底から湧いてくるもので満ちるのを待つこと。
そうしてほんとうは、自分に穴が空いているのではなくて、
凸凹なカタチのそのままに、
私は私を愛すればよかったのだということ。
私は私で、満ちていればよかったのだということ。

そんなことを、このおうちと一緒に感じてきた5年間でした。

そんな時間がすぎて今、このおうちには
私と一緒に種に水を注いでくれる人たちがいて。

芽がでるときを見守ってくれる人たちがいて。

わたしにできることと誰かにできること。
それはぜんぶ、わたしができなくてもよいのだということ。
誰かのできることとできないことが合わさるのは素敵なことで、
注いでもらうことも注ぎたいと思うことも

とてもとても愛しいことなのだということを感じています。

いつもいつも、強いわけじゃない。
いつもいつも、弱いわけじゃない。
ぜんぶぜんぶ、できるわけじゃない。
ぜんぶぜんぶ、できないわけじゃない。

それはほんとは、とっても愛しいことだったのだ♡

さて。明日は早起きして土いじりします♡

今年は、みんなで畑、やりたいなぁー。

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土間の床が、あっという間に様変わり!
職人さんって、ほんとすごい!!