嵐の中で
「信じるのは自分自身。」そんな原点に回帰する。
愛しい誰かとの間に起きた(ようにみえる)衝撃に
大切ななにかが奪われていくように思えるときは、
ぎゅっと繋いだ手を結び直すことに囚われてしまうけど。
本当に決壊しているのはきっと、自分との繋がりのほうで。
大きな津波に足元をすくわれて
嵐の中で自分の立つ場所を見失ってしまったときは、
目の前にある何かに、誰かに
思わずしがみつきたくなるのだけれど。
そんなときこそ
バラバラに散らばった自分のこころを、
自分の両手を、
仲良くもう一度、繋ぎ直してあげたらいいのかもしれない。
わたしの心を取り戻してくれるのは、
”あなた”じゃなくて、”わたし”なんだと。
信じられなくなったのは、
”あなたのこと”じゃなくて、”わたしのこと”なんだと。
”わたし”が”わたし”と手を繋げたら、
ここにある苦しみはぜんぶ、
ただのまやかしだったのだと
穏やかに優しく笑えるようになる。
吹き飛んだコマを拾い上げ、
静けさの中で、
スッと自分の中心に立ち戻ろう。
***
長女が通っていた保育園では、
年長になるとコマまわしのチャレンジがありました。
弾かれたり、ブレたり、
タイミングが合わなかったりするのだけれど、
何度も何度も吹き飛んだコマを拾い上げては、
スッと自分の中心に戻って、コマをまわすのです。
いつも静けさの中で自分に集中する娘の姿を
思い出したのでした(*^-^*)