非日常のような時間の中で
ずっとやってみたかったことが日常になっていく。
出産を終えたら、畑づくりがしたいと思っていました。
子どもたちと巣ごもりをする日々は
一緒に畑づくりをする願ってもないチャンス。
臨月に入る前に、長女と2人でデートして
「いただきます。」という味噌づくりをする子どもたちのドキュメンタリー映画を観に行って。
観終わったあと、娘が「わたし、ずっとこうゆう生活がしたかったんだよねー。」と、
保育園では充分、そんな生活をしてる娘だけど、
ほんとはおうちでの暮らしもそうしたかったんだと教えてくれた。
「自分で畑を耕して
スーパーじゃなくておうちの畑のお野菜を食べたい。
できれば、ヤギとか鶏を飼いたい。
ないものはいらなくて、
じぶんたちにあるもので生きていきたい。」
娘に言葉では伝えてなかったのに
私がしたいと思ってた生活と同じことを
娘もしたいと思っていたことが嬉しくて、
「ママもそうしたいと思ってたの!!
赤ちゃんが産まれたら、
すぐに土づくりから始めよう!!」と約束した。
長女は保育園で、自分たちで畑をつくり
種をまき、収穫し、お野菜を食べる生活をしている。
だから、私よりも畑づくりのことをよーく知っていて
「ママ、これはこうするんだよ。
このお野菜はいつ頃食べられるよ。
これはこうすると美味しいんだよ。」と
いろんなことを教えてくれる。
日々積み重ねてきたものって、すごい。
6歳の娘は畑づくりの師匠です(笑)
そんなお姉ちゃんの背中を見て育ってきた次女も
いつのまにか上手に苗づくりのお手伝い。
私は、子どもたちに対して
“子育てをしている”という感覚がなくて、
一緒に暮らしている人間同士だと思っています。
だから次女なんて本当に、
勝手に育って1歳になったのだけど。
育てようと思わなくても
いろんなことが子どもたちの中で育まれていて、
これからもこのまま
太陽に育ててもらって
土に育ててもらって
いろんな人と繋がって
しっかりと根を張って
たくましく生きていってくれたらと思う。
植物も動物も虫も人も
みんな同じ。
自然の中で繋がりあって生きている。
今は、人が人らしく戻っていく
大切な時間なのかもしれないね。